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2023年 6月 19日 冠模試について
こんにちは!(そして実は初めまして)
担任助手一年の田代です。
東進では6月、7月で冠模試が行われるので、
今日はそんな冠模試について少しお話ししようかと思います。
いきなり冠模試と言われても、ピンとこない人もいるかもしれないので少し説明をすると、冠模試とは模試の中でも特定の大学の入試問題を真似て、実際の入試と同じような時間で解く模試のことで、ここでは大学別の模試のことだと思ってもらえれば十分です。基本的には東進だと「〜大本番レベル模試」という名前になっている模試がこれに当たります。
これらの模試を受けることの一つの意義として、同じ大学を志望する受験生の中での自分自身の立ち位置を知るということが挙げられます。共通テスト模試などでも志望校の判定は出ますが、それはあくまでも共通テストの成績のみに基づくものです。しかしながら、国公立大学にせよ私立大学にせよ、共通テストのみによって合否が決まる入試は少数です。大抵は大学の個別試験の成績のみか、それに共通テストの点数を加味した成績で合否が決まります。そのため、同じ大学を志望する受験生の中で二次試験(個別試験)の点数を加味するとどのような位置にいるのかということが、合格にどれほど近いのかという指標となり重要な意味を持つのです。
また、もう一つの意義として、模試という緊張感のある場で、普段の過去問演習などとは違った形で志望校の入試に似た問題で演習をすることができるという点で、冠模試はより実践的な入試対策の機会であるということができると思います。
実際に自分も受験生として何度か冠模試を受けましたが、初めて受けた時は難しい問題や長い試験時間になす術もなく(もちろん大前提として学力がなかったということもありますが)手も足も出なかった記憶があります。
それでも、緊張感のある会場で何回か冠模試を受けるにつれ、どういった心持ちで試験に臨むのが良いか、またはどういった時間配分で解いていくのが良いのか(あるいは現実的なのか)について少しずつ掴んでいったような感じがあると思います。
そして、このように重要な意味を持つ模試をさらに活用するためには、上でも少し述べたように、目標を決め、作戦を立て、心構えをし、模試を受けた後も復習をしたり、自分の手応えと実際の点数を比較したりして勉強に反映することなどが必要になると思います。
ぜひ、(志望校の冠模試があるという人は)貴重な機会を逃してしまわないようにしっかり準備をして冠模試を受けてみてください!