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2024年 8月 5日 数学の道標
数学の道標
こんにちは、担任助手1年の中嶋です。早稲田大学基幹理工学部に通っています。大学ではまだ専門的なことは学んでおらず、理工系の素養(数学、物理、プログラミング)を主に学んでいます。
さて、理系受験生や国公立受験生にとって避けて通れないのが数学の勉強ですね。数学は英語と同様に配点が大きくなる傾向にある科目です。めちゃくちゃ大事なんです。では、その数学をいかに勉強していくかについて話していきたいと思います。
①ある程度は知識ゲー
極端なことをいえば数学は暗記科目。どれだけ多くの典型問題を自分の知識としてストックできるかにかかっていると言えます。実際、大学にもよりますが、数学の試験において応用力を求められるケースは多くなく、複雑な計算を正確に合わせる力や典型問題を解き切る力の方が大事になります。つまり、演習不足により知識の漏れがあると必ず痛い目に遭います。参考書や模試で解けなかった問題(悪問を除く)は解き直して、必ず自分のものにしてください。おそらく、最初に解けなかった問題は1回解き直したくらいじゃ習得できないでしょう。再び解き直すことで定着を図ってください。
②記述はかけなきゃ無意味(特に難関大学の数学)
数学において大事なのは、結果よりも過程です。論理的なプロセスを通じて導かれた結果でなければ、たとえ結果が合っていても意味がありません。そして、本番の試験ではあなたが出した結果がどのように得られたかを記述し、採点官に見せつけてやらないといけないのです。そのためには普段の勉強から手を動かして、まともな答案を作成する訓練をしなくてはなりません。数学の答案とは途中式を書けばいいというものではなく、日本語を織り交ぜなければそれはただの計算用紙にしかなりません。参考書の解説を見れば、正しい答案の書き方の例がそのまま書いてあるので、あとはひたすら手を動かすのみです。写経の精神です。
③求めた答えを吟味せよ
皆さんが苦労して手を動かした結果、ある解答が求められたとします。その答えが妥当であるかどうかをちゃんと確認していますか??たまに確率の問題を(1)から間違えている生徒を見て驚愕してしまいます。もちろん馬鹿にしているわけではなく、(1)の問題くらいなら書き出すこともできれば、nに具体値を代入して確認できるのに、なぜ吟味しないのかと、、、。変数に具体値を代入するなどの簡単なことから自分のミスには気づけるので、普段の演習からそういった意識を働かせることが大切です。
以上のことをまとめると、まずは網羅系参考書(チャート、Focus Gold)レベルを頭に叩き込んだ上で、2次試験レベルの典型問題は書いて書いてストックを増やすしか道はありません。
低学年の方は、今のうちにできるだけ学習を進めて高校2年生のうちに基礎を固めましょう。受験生の方は、この夏休みでとにかく演習量を重ねていきましょう。弱点の克服は今のうちです。
がんばれ!!!!!!